お問い合わせの返信から、一つひとつの制作、そして発送まで、梅田皮革工芸は、すべて私一人で行っています。
だからこそ、お客様からお預かりする大切なランドセルを「自分の子供のランドセルをリメイクする」という気持ちで、丁寧に向き合うことをお約束します。
お客様との「対話」を大切にしています
「おまかせ」も「細かいリクエスト」も、どちらも大歓迎です
デザインに悩まれる方は「寺岡さんにおまかせで」と言っていただくのも嬉しいですし、「ここの部分をこう使って欲しい」という細かいご要望も大好きです。
特に、「細かいリクエスト」の場合は、お客様の「こうだったらいいな」を叶えるため、LINEを使って密にコミュニケーションを取らせていただいています。
もちろん、「おまかせ」の方やLINEでのやり取りがご負担な方は、ご希望に合わせてやり取りを最小限にすることも可能ですので、ご安心ください。
写真で確認できるから安心

「このパーツはここに使いましょうか?」「こんな感じになります」とランドセルに型紙を当てた写真をお送りしながら打ち合わせを進めることも可能です。
LINEでの打ち合わせは、直接お会いできなくても、お互いにアイデアを出し合いながら一緒に作っていくような、そんな温かいコミュニケーションを大切にしています。
ぜひ、6年間の物語をお聞かせください
私が何より好きなのは、お客様のラン活エピソードや、ランドセルを使っていたお子様がどんな子なのか、といったお話を聞かせていただくことです。
その物語を知ることで、単なる「作業」ではなく、私もお客様と同じ気持ちで、その子のためだけの一点ものとして、心を込めて作ることができます。
思い出の「顔」を活かす、細部へのこだわり
こだわり【1】カブセ鋲(びょう):ランドセルの「顔」はそのまま活かします



カブセ鋲はランドセルの「顔」とも言える大切なパーツです。
できる限り元の鋲をそのまま再利用することで当時の面影を残します。
校章などが入っているランドセルは、もちろん同じ雰囲気で残します。
こだわり【2】カブセのヘリ:ミニチュアでも「本物」の仕上がりに


元のランドセルのヘリ(縁)の部分は一度縫い目をほどいて取り外し、ミニランドセルにまた取り付けます。
こだわり【3】手縫い:元の縫い目を活かす、ミシンにはできない手仕事
(実際に手縫いしている写真、ランドセルの元の縫い目とそれを手縫いで再現したリメイク品の比較写真)
全てミシンで仕上げる方が効率は良いですが、私はあえて「手縫い」にこだわっています。
その最大の理由は、ランドセルにもともとあった「縫い目の穴」をそのまま生かしたいから。ミシンでは元の縫い穴を正確に拾うことはできません。一針一針、元の穴をたどって手で縫うのは、手間のかかる作業です。しかし、そうして「かわいく」再現された縫い目は、作り手の私自身が愛おしいと感じるほど。特別な温かみを生み出してくれるのです。
↓元のランドセル以外の材料は、ミニランドセルには大きすぎて使えない「錠前」の代わりの小さな差込錠や、数個のカシメ、糸ぐらいです。


お別れ前にランドセルの写真を撮り忘れてしまった!というお客様の声から生まれた(当時はプリントをお送りしていました)私の記録用に撮っていた加工前のランドセルの画像データを受注時にお送りしています。
